【Excel】十の位、百の位、千の位など指定の位で四捨五入や切り上げ・切り捨てしたいとき(ROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数)
Excelで数値を扱うときに、四捨五入や切り上げ、切り捨てを行う場合があります。
関数では「ROUND関数」や「ROUNDUP関数」、「ROUNDDOWN関数」を用います。
これらは小数点以下を桁の数字を対象とするものと思われがちですが、引数の値により整数の位(十の位や百の位)を指定することができます。
「ROUND関数」での引数の指定の仕方
例として参照セルの値を四捨五入するROUND関数で説明します。
まずROUND関数の基本的な使い方は以下のとおりです。
=ROUND(数値,桁数)
2つ目の引数の「桁数」で四捨五入する桁を指定するのですが、整数桁を四捨五入したい場合は負の数(マイナス)を入れます。
ROUND関数で十の位を四捨五入する 例
ROUND関数で十の位を四捨五入する例にご紹介します。
セルB2に「123456」の数値が入力されているとします。
これを十の位(2桁目)を四捨五入して表示させたいと思います。
セルC2に「ROUND関数」を用いています。
セルC2には
=ROUND(B2,-2)
と入力しました。
2つ目の引数「桁数」に「-2」を指定することで整数桁2桁目(十の位)が四捨五入されて、結果、セルC2に「123500」と表示されるようになりました。
ROUNDUP関数やROUNDDOWN関数も同様に引数の桁数に負の数(マイナス)を指定することで整数桁(十の位、百の位)を対象にすることができます。
「関数」まとめ
- 「桁数」に負の数(マイナス)を指定すると整数桁を対象とすることができる
- ROUNDUP関数やROUNDDOWN関数でも同様
いかがでしたでしょうか?
今回は、十の位、百の位、千の位など指定の位で四捨五入や切り上げ・切り捨てしたいときの、関数(ROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数)の使い方をご紹介しました。
資料作成で表中の数字をキリのいい数字で揃えたい場合など活用する場面はあります。
整数桁で揃えたい場合は今回のように「桁数」の値で調整してみてください。
以上、「十の位、百の位、千の位など指定の位で四捨五入や切り上げ・切り捨てしたいとき(ROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数)」でした。