【コマンド・バッチ】<mkdir>コマンドで新しいフォルダ作成(新規フォルダ作成)しよう

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<mkdir>コマンドで新しいフォルダ作成(新規フォルダ作成)しよう

新しいフォルダを作成するコマンドをご紹介します。

通常であれば、任意の場所で「右クリック」―「新規作成」―「フォルダ」をクリックして新しいフォルダを作成します。
しかし大量のフォルダを作成する場合はこの作業は大変手間になります。

コマンドで作成すると一気にフォルダを作成するなどメリットがあります。

新しいフォルダを作成するには「mkdir」コマンドを使います。
実際にはコマンドプロンプトで対象フォルダに移動後
当該コマンドを実行すると新しいフォルダを作成することができます。
コマンドプロンプトで対象フォルダに移動するには「cdコマンド」を使います。

mkdirコマンド

ディレクトリを作成します。

MKDIR [ドライブ:]パス
MD [ドライブ:]パス

コマンド拡張機能を有効にすると、MKDIR は次のように変更されます。

MKDIR は、必要に応じてパスの中間ディレクトリを作成します。
たとえば、\a が存在しない場合、

mkdir \a\b\c\d

は、次と同じです:

mkdir \a
chdir \a
mkdir b
chdir b
mkdir c
chdir c
mkdir d

拡張機能が無効な場合は、上のように入力します。

cdコマンド

現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。

CHDIR [/D] [ドライブ:][パス]
CHDIR [..]
CD [/D] [ドライブ:][パス]
CD [..]

.. 親ディレクトリに変更するときに指定します。

CD ドライブ: と入力すると指定されたドライブの現在のディレクトリが表示されます。
パラメーターを指定しないで CD と入力すると、現在のドライブとディレクトリが表示されます。

現在のディレクトリだけでなく、現在のドライブも変更するには /D オプションを使用してください。

コマンド拡張機能を有効にすると、CHDIR は次のように変更されます:

現在のディレクトリの文字列に入力された大文字と小文字は、ディスク上の名前と同じになるように変換されます。
たとえば、ディスク上のディレクトリ名がTemp である場合、CD C:\TEMP と入力すると、現在のディレクトリは C:\Temp に設定さ
れます。

CHDIR コマンドは空白を区切り文字として扱わなくなるため、空白文字を含むサブディレクトリ名を引用符で囲まなくても、CD を実行してにそのサブディレクトリに移動できるようになります。たとえば、
cd \winnt\profiles\username\programs\start menu
は、次と同じです:
cd “\winnt\profiles\username\programs\start menu”

拡張機能が無効である場合は、こちらを入力します。

point「mkdir」は「make directory」の略と覚えるといいです。

【サンプルコード1】

cd [移動先]
mkdir [新しいフォルダ名]

【サンプルコード1 解説】

「cd」の後に移動したいフォルダパスを指定します。
もしディレクトリ(CドライブやDドライブ)を変更する場合は「/d」オプションを指定します。
そして「mkdir」の後に作成したい任意のフォルダ名を指定します。

上記サンプルコードでは分かり易いようにディレクトリ(フォルダパス)を移動してフォルダパスを作成しています。
ですが、コマンドプロンプトでのルートディレクトリのまま、絶対パスや相対パスで入力しても作成することができます。

連続して指定することにより複数のフォルダを作成することも可能です。
特に大量にフォルダを作りたいときは、キーボードの操作やマウスの操作を切り替えなくて済みます。

【使用例】

cd \d c:\
mkdir folder001
mkdir folder002
mkdir folder003
mkdir folder004
mkdir folder005

これで「folder001」、「folder002」、「folder003」・・・と連番のフォルダを自動で一気に作れます。

また中間フォルダも作ってくれます。
下記のサンプルコード2をみてみてください。

【サンプルコード2】

(aフォルダにて)
mkdir b\c

【サンプルコード2 解説】

サンプルコード2では、aフォルダ配下にbフォルダを作成し、
さらにbフォルダ配下にcフォルダを作成するようにしています。
中間フォルダ

コマンド実行後にフォルダを確認していると
実際に中間フォルダも作成されていることが分かります。
中間フォルダ作成後

階層が深いフォルダや、複数のフォルダといった複雑な構造のときにはぜひmkdirコマンドを使ってみてください。

バッチにすることも可能

コマンドプロンプトで実行できる処理はバッチにすることもできます。
定例的なフォルダ作成やルーチン作業でフォルダ作成が必要な場合、バッチにすることで作業効率があがります!

cdコマンドやmkdirコマンドをメモ帳で入力して保存します。
メモ帳でmkdirを入力

その後、拡張子を「.txt」から「.bat」に変更します。
拡張子を変更

このとき拡張子を変更しても問題ないかダイアログで確認を求められます。
「はい」をクリックして続行しましょう。
確認ダイアログ

そうするとバッチが作成されます。
バッチ完成

あとは対象のバッチファイルをダブルクリックするとコマンドが実行され、コマンドプロンプトで実行した同様の結果を得られることができます。

まとめ

  • 新しいフォルダを新規作成するときのコマンドは「mkdir」しよう
  • 対象のフォルダに移動後(「cd」)に実行する
  • 中間フォルダも新規作成してくれる
  • バッチにして実行することも可能

いかかがでしたでしょうか?
今回は、コマンドで新しいフォルダを作成する方法をご紹介しました。

扱うデータファイルが多いと必然的にフォルダでの管理が求められます。
少々のフォルダであれば問題ありませんが、
日付毎だったり連番を付加したフォルダ名にしたい場合は
今回ご紹介した方法を用いて業務効率や作業スピードの向上を図りましょう!

以上、「<mkdir>コマンドで新しいフォルダ作成(新規フォルダ作成)しよう」でした。

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