条件によって判定し処理を分岐させる(If関数)
Excelで条件によって処理を分岐させたいときは
「If関数」を使いましょう。
“もし~ならば、○○する”という形で
処理を分岐させることができます。
今回はそんな「If関数」の使い方をご紹介していきます。
「If関数」の使い方
=if([論理式],[真の場合],[偽の場合])
論理式には条件を入力します。
等号(=)や不等号(<>)または関数を用いてセルの内容を判定する条件を指定します。
真の場合とは、条件の結果と一致するときを指します。
反対に偽の場合は、条件に合致しないときです。
例えば、文字列を返したい時はダブルクォーテーションでくくります。
「If関数」の使い方 サンプル
=if(A1="りんご","○","×")
サンプルではA1セルの内容を判定しています。
A1セルの内容が「りんご」であれば「○」を表示させて、
「りんご」でなければ(「りんご」以外)「×」を表示させます。
等号・不等号(比較演算子)とは
論理式に条件を入力する場合、等号(=)や不等号(<>)を用います。
これらを比較演算子といいます。
それぞれの記号で式の意味をあらわしているのです。
以下に記号の種類と意味をご紹介します。
- =・・・等号。等しい。
- <>・・・不等号。等しくない。
- >・・・より大きい。左辺が右辺より大きい場合。
- >=・・・以上。左辺が右辺以上の場合。
- <=・・・以下・左辺が右辺以下の場合。
- <・・・より小さい。左辺が右辺より小さい場合。
比較演算子であらわした意味と合致すれば、TRUE(真)と判定されて、
逆に合致しなければFLASE(偽)と判定されます。
条件が複数の場合
条件が3つ以上で複数の場合でも判定することができます。
例えば真の場合、偽の場合のところにIf関数を指定すれば複数の条件で処理を分岐させることができます。
例としてA1セルの内容が「りんご」または「リンゴ」の場合、
”○”と判定させて、それ以外のときは”×”と判定させるとします。
=if(A1="りんご","○",If(A1="リンゴ","○","×"))
このように複数の条件で指定することができました。
以上、「【Excel】条件によって判定し処理を分岐させる(If関数)」でした。