ミニ棒グラフで視覚的に!分かり易い資料のコツ
Excelではグラフ機能があります。
数字だけで表すよりも図のような形のほうが
はっきりデータの比較や推移が分かり易いものです。
しかしちょっとした表に対してグラフをわざわざ作るのも面倒ですし、
逆に視認性が悪くなったり、資料の枚数が増えてしまい手間になることもあります。
そこで関数でできるちょっとしたミニグラフの作り方をご紹介します。
ミニグラフを作るには「REPT関数」を使おう
ミニグラフを作るためにもちいる関数のは「REPT関数」です。
これは指定した文字を指定回数繰り返す関数です。
REPT(「繰り返したい文字」,「繰り返す回数」)
例えば第一引数の「繰り返したい文字」に“■”や“|(バーティカルバー)”をいれることで
第二引数で指定した繰り返す回数分の文字が表示されるようになります。
そうすることでミニ棒グラフのようなかたちで表現することができます。
「REPT関数」を実際に使ってみよう!
「REPT関数」でどのようなミニグラフが作れるのか、
実際に使ってみるとわかりやすいです。
B列に拠点(東京、大阪、名古屋)、C列にデータが表示されていた場合、
D列にREPT関数でそれぞれのC列のデータを■の文字の繰り返しで棒グラフを表現しています。
ぱっと見ただけで大阪の数値が他に比べて多いことがわかると思います。
このミニグラフは文字で表現していますので、
文字の色や大きさを変えることもできますし、
セルの塗りつぶしの色を指定して背景色を変更することもできます。
さらにデータが横並びで入力されている状態でもミニグラフは有効です。
セルの書式設定で文字列の方向を変えると、「縦」にも「横」にも対応できます。
下図のように、「REPT関数」が入力されているセルを範囲選択して、
「セルの書式設定」から「方向」を設定します。
そうすると、文字列の方向が変わりますので、
ミニグラフの積みあがる方向が変わります。
このようにしてミニグラフを追加したりして、資料を工夫すると見やすさが向上します。
数値に図をプラスすると他の人により伝わり易くなります。
確かにグラフがある資料は分かり易いかもしれませんが、
作成する時間だったり、重要性を考えると今回のようなミニグラフでも十分かもしれません。
ケースバイケースになってきますが、
ちょっとしたミニグラフでよければぜひ今回の「REPT関数」を使ってみてください!!
また今後もExcelやVBAについてお役立ち情報などご紹介していきたいと思います!!
以上、「【Excel 小技】ミニグラフで視覚的に!分かり易い資料のコツ」でした。