行番号を求める(ROW関数)
「ROW関数」をご紹介します。
「ROW関数」の使い方
=row([参照])
参照には、行番号を求めたいセル番地を指定します。
例えば、セル番地A5のセルを指定した場合、
行番号として5を返します。
一見すると、A5セルを指定していますのでメリットが分かりにくいですが、
例えば、名前の定義で指定したセルの行番号を取得することに役立ちます。
「ROW関数」の使い方 例
「ROW関数」の引数を指定しなければ、
関数が入力されているセルを起点にします。
=row()
例えば、セル番地B8のセルに上記のとおり「ROW関数」を入力します。
そうすることで現在の行番号が分かります。
これを応用すると次の通りになります。
=ROW()-ROW($B$7)
表にはくだものが入力されており、
インデックスとして番号が振られています。
このインデックスの番号を直接数値で入力されている場合、
表の上に行が挿入されたり、くだものの項目が増減すると
当然としてインデックス番号を再度ふり直して入力しなければなりません。
そこで、ヘッダとなるセルB7を絶対参照として固定し、
セルB7を起点として書く行番号との差でインデックス番号を求めています。
まとめ
- 行番号を求める関数は「ROW関数」
- 「ROW関数」の引数を省略すると、現在の行番号を返す
行番号を求める「ROW関数」はどちらかというと表や資料を作成するときに良く使います。
計算で用いることはあまりない関数ですが、覚えておいて損はありません。
また似たような関数として、セルの列番号を求める「COLUMN関数」(カラム)があります。
あわせて覚えておくと、「INDEX関数」等の参照系の関数の応用に役立ちます。
以上、「【Excel】行番号を求める(ROW関数)」でした。