関数で最大公約数を求める(GCD関数)
Excelにはさまざまな数学に関係する関数が用意されています。
今回は「GCD関数」をご紹介したいと思います。
「GCD関数」は、
指定した範囲の数値の最大公約数を求める関数です。
最大公約数とは
2つ以上の数で、そのいずれの約数にもなることができる整数のことで最大のものである。
greatest common divisorをG.C.Dと略して表記します。
「GCD関数」の使い方
=GCD([数値1],[数値2]...)
指定した数値の最大公約数を計算します。
数値には、最大255個までの数値を指定できます。
[数値]には最大公約数を求めたい数値やセル範囲を指定しましょう。
「GCD関数」の使い方 例
A3セルに”6″、B3セルに”4″が入力されている例で説明していきます。
この”6″と”4″に対して、最大公約数を求めていきます。
C3セルに以下のようにGCD関数を入力します。
=GCD(A3:B3)
そうすると、セル範囲A3からB3(つまりA3セルとB3セル)の数値に対して
それらの最大公約数を求めることになります。
値を返した結果が以下のとおりです。
C3セルには”6″と”4″の最大公約数である”2″が返ってきました。
「GCD関数」まとめ
- 最大公約数を求めるには「GCD関数」を使おう
- 「GCD関数」の引数には最大公約数を求めたい数値を指定するだけ
いかかがでしたでしょうか?
最大公約数等、数学で扱う数値をExcelではばっちり関数で求めることができます。
また「GCD関数」を用いて比率を計算することもできます。
比率を求めることができれば例えば画像の縮小・拡大で
縦や横幅を比率をそのままに計算することができます。
詳しくは別の記事でご紹介していますので、良かったらご覧ください。
他にも数学に関係する関数はいろいろありますので、
またご紹介していきたいと思います。
以上、「【Excel】関数で最大公約数を求める(GCD関数)」でした。